
セブ島旅行者
セブ島の両替って、どこでするのが一番いいんですか?
「空港は損」「アヤラがいい」って書いてあるけど、実際いくら違うのか誰も書いてなくて…。
結論から言うと、同じ日・同じ1万円でも、店によって受取額に790ペソ(約2,050円)の差がありました。
その中で、最も差が開いたのは「空港 vs 市内」ではなく、同じアヤラモールの中です。
2026年8月、マクタン空港とセブ市内の両替所をまわり、店頭の掲示レートを1店ずつ撮影して記録しました。
2店では実際に日本円を両替し、掲示どおりの金額が支払われるかも確認しています。
この記事で分かること
- 空港・アヤラ・SM・フエンテの実測レートと、市場レートからの差
- 金額を入れると各店の受取額が出るシミュレーター
- 空港で「いくらまで」替えるべきかの判断基準
この記事を読み終えるころには、「空港で◯円だけ替えて、残りは◯◯で替える」という自分の両替プランがそのまま決まっている状態になるので、これからセブ島に旅行で訪れる方は最後まで是非読み進めてください。
結論|セブ島の両替所6店の比較表

まず、セブ島の両替所で実際に確認した両替レートの結果です。
表の「市場比」は、Googleで為替レートを調べたときに出てくる数字を100%として、実際に何%を受け取れたかを示したものです。
100%は手数料ゼロという意味なので、現実には届きません。市場比98.6%のお店なら手数料は1.4%分、77.8%のお店では2割以上が引かれている計算になります。
両替レートは日ごとに動きます。測った日が違う店を生の数字で比べても差が出てしまうので、順位はこの市場比でそろえました。
| 店 | エリア | 市場比 | 1万円あたりの受取 |
|---|---|---|---|
| Mim’s Money Changer | Gorordo Ave | 98.6% | 3,830ペソ |
| SLB Money Changer | フエンテ・オスメニア | 98.3% | 3,790ペソ |
| BDO(銀行の両替窓口) | SMシティセブ | 97.3% | 3,750ペソ |
| Drop-By Forex | アヤラ B1 | 93.4% | 3,600ペソ |
| 到着ロビーの両替所 | マクタン空港 第2ターミナル | 92.7% | 3,573ペソ |
| Core Pacific Money Exchange | アヤラ(4か所とも同じ) | 77.8% | 3,000ペソ |
※実測日は、マクタン空港が2026年8月15日、セブ市内が8月16日、Mim’sのみ8月21日です。
順位は実測日時点のものです。
レートは日々変わるため、訪問時には必ず店頭の掲示をご確認ください。
街なかにある両替所のMim’sとSLBの差は0.3ポイントしかなく、この2店は実質的に同じ水準です。
1万円を替えたときの差は30円ほどなので、この2店はどちらを選んでも結果はほぼ同じです。
表の受取額だけ見るとMim’sが40ペソ多く見えますが、この2店は調べた日が5日ずれています。その間に為替そのものが動いた分が乗っているので、40ペソまるごとがお店の差ではありません。
1万円で30円の差のために遠いほうまで足を運ぶと、タクシー代のほうが高くつきます。この2店は、泊まる場所から行きやすいほうで替えてみてください。
セブ島両替シミュレーター|いくら両替すると、どこでいくら受け取れるか
実際に自分がいくら両替するかはセブ島での滞在方法と期間によって異なります。
以下のシミュレーターに金額を入れると、各店での受取額の目安が出ます。
バーの長さは、いちばん多い店を100%としたときの受取額の比較です。
受取額は「実測した市場比 × 表示中の市場レート」で計算した目安です。市場比は各店が市場レートから引いている割合で、これが実測値です。市場レートは銀行営業日ごとに自動更新され、土日祝は直前の営業日の値になります。実際の受取額は訪問時の店頭レートによります。
市場レートは、各国の中央銀行が公表する参考レートを集約したオープンデータFrankfurter APIから自動で取得しています。
更新は銀行営業日ごとのため、土日や祝日は直前の営業日のレートが表示されます。
各店の市場比は実測値なので変わりませんが、市場レートが動けば受取り額は変わります。
いちばん差が出たのは同じモールの中だった
今回いちばん驚いた結果がこれです。
同じ8月16日、同じアヤラモールの中で、B1のDrop-By Forexは1万円あたり3,600ペソ、Core Pacificは3,000ペソでした。
歩いて数分の距離で600ペソ、日本円にして約1,550円の差がでたことになります。

ツアナビ編集部|野口
セブに20回以上通って累計2年以上滞在していますが、受取額を1店ずつ記録して比べたのは今回が初めてでした。
モールの中なら安心と何となく思っていたので、同じモール内でこれだけ開くのにはびっくりでした。
Core Pacificは「円だけ」水準が違った
Core Pacificの掲示板を他通貨まで書き写すと、円の位置づけがはっきりします。
| 通貨 | Core Pacific | 同日のBDO | BDO比 |
|---|---|---|---|
| 米ドル | 59.0000 | 60.9500 | 96.8% |
| 日本円 | 0.3000 | 0.3750 | 80.0% |
| ユーロ | 56.5000 | 69.0000 | 81.9% |
| 英ポンド | 65.0000 | 79.8100 | 81.4% |
| 韓国ウォン | 0.0360 | 0.0360 | 100% |
米ドルと韓国ウォンは他店と大きく変わりません。
一方で日本円、ユーロ、英ポンドは8割前後の水準でした。
つまり、ドル基準で有名で、かつ両替レートもいいお店ですが、日本円からフィリピンペソに変える日本人の方には向きません。
同じチェーンなら階を変えても同じレートだった
Core Pacificはアヤラモール内に複数の窓口があります。
今回まわった4か所は、すべて同じ0.3000でした。
- メトロ(スーパー)入口横
サービスカウンターの並びにあります。 - Rai Rai Ken前
ラーメン店の向かいのガラス張りの店舗です。 - サービスハブ
電光掲示板に全通貨のレートと日付が表示されています。 - トイザらス前
モニターにレートが流れています。
アヤラでCore Pacificの窓口を見つけたときに、別の階の窓口を探しに行く必要はありません。4か所とも同じレートなので、歩いても受取額は1ペソも変わりません。
同じアヤラで受取額を増やしたいなら、B1のDrop-By Forexのほうが1万円あたり600ペソ多く受けとることができます。
空港では「いくらまで」両替すべきか

空港の両替所はレートが悪いというのが一般的ですが、マクタン空港の場合は当てはまらないです。
マクタン空港・第2ターミナルの到着ロビーにある両替所は、1万円あたり3,573ペソでした。市内最良のSLB(3,790ペソ)との差は217ペソ、日本円にして約560円の差です。
初日の移動費として5,000円だけ空港で替えるなら、差は約280円にとどまります。
そして空港のレートは、アヤラのCore Pacific(3,000ペソ)より高い水準です。
空港は損だから市内で替えるという考え方は、セブ島ではそこまで気にしなくて大丈夫です。市内最良との差は1万円あたり約560円で、アヤラの一部の店より空港のほうが高い水準でした。
空港から市内までの移動手段と料金の目安はマクタン空港から市内へのアクセスにまとめています。

ツアナビ編集部|野口
マクタン島のリゾートに泊まって、外出はツアーのときだけという方は、市内の両替所に行く機会がそもそもありません。
その場合はホテルでの両替になります。
私自身もマクタン島とセブシティのホテルで両替したことがありますが、どちらも街中の両替所より低いレートでした。
今回はレートを記録していないので数字は出しませんが、空港で必要な分をまとめて替えておくほうが安心です。
エリア別|どこで替えるか
アヤラセンター周辺

アヤラで替えるなら、地下1階のThe Marketplace内にあるDrop-By Forexが今回の実測では最良でした。
Cardinal Rosales通り側の入口からエレベーターで地下に降りると、旅行代理店が並ぶ一角にあります。アヤラモールでの最も良いレートの両替所(93.4%)は、フエンテやGorordoの街中の店(98%台)には届きません。

ツアナビ編集部|野口
それでも、大型ショッピングモールの中で両替する方が気持ち的に安心という方にはモール内での両替はおすすめです。
また両替だけでなく買い物も済ませることを考えるとDrop-By Forexでの両替はおすすめです。
SMシティセブ

SMで確認できたのは、BDO Remitの両替カウンターです。
市場比97.3%は、今回まわったモール内の窓口では最も高い水準でした。銀行の窓口なので、掲示板に日付と時刻が秒単位で表示されるのも確認しやすい点です。
フエンテ・オスメニア/Gorordo Ave

今回の上位2店はどちらもこのエリアの街中の店でした。
SLB Money Changerはフエンテのピザハット隣で、地下へ降りる階段の入口に看板が出ています。Mim’s Money ChangerはGorordo通り沿いで、店頭にホワイトボードのレート表が出ています。
まとまった金額を替えるなら、モールではなくこのエリアまで足を伸ばす価値があります。
掲示レートどおりに支払われるか検証した

掲示レートが良くても、実際の受取額が違えば意味がありません。
そこで2店では実際に日本円を出して、受取額を記録しました。
| 店 | 出した金額 | 掲示レート | 実際の受取 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| SLB Money Changer | 10,000円 | 0.379 | 3,790ペソ | 一致 |
| Mim’s Money Changer | 3,000円 | 0.3830 | 1,149ペソ | 一致 |
2店とも掲示どおりで、手数料の天引きもありませんでした。
Mim’sでは3,000円という少額でも問題なく両替できています。

ツアナビ編集部|野口
マクタン空港の国際線出口前にある両替所やルスタン(アヤラのB1F)の両替所など、今回以外にもいろいろなところで両替していますが基本的にはレート以外に手数料はかかったことはありません。
ドルは額面でレートが違うが、円は1本だった
Mim’sの掲示板では、米ドルだけ額面によってレートが分かれていました。
- 100ドル札・50ドル札
61.30ペソ。 - 20ドル札・10ドル札・5ドル札
61.00ペソ。 - 日本円
0.3830ペソ。額面による区別はありませんでした。
両替所で小額紙幣はレートが下がるという話は、少なくともこの店では米ドルだけの話でした。
両替の手順と注意点

今回まわった店の窓口には、共通する掲示がありました。
- 身分証の提示を求める掲示
マネーロンダリング防止法(共和国法9160号)に基づくものとして、複数の店の窓口に貼られていました。パスポートを持って行くのが確実です。 - カウンターを離れる前に数えるようにという掲示
「離れた後の申し出には応じられない」と併記している店もありました。その場で数え終えるまで離れないのが原則です。 - 顧客情報シートの記入
店によっては記入用紙を求められる案内が出ています。
日曜日については、アヤラ、SM、空港、フエンテのSLBはいずれも営業していました。
一方でMim’sは日曜が休みのため、平日か土曜に行く必要があります。
両替した現金をどれくらい持ち歩くかについては、セブ島の治安と注意点もあわせて読んでおくと判断しやすくなります。
両替所とカード・ATMを比べる

両替所に行かない選択肢も、数字で並べておきます。
| 方法 | コスト | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 街中の両替所 | 市場比98%台(今回の実測上位) | 現金をまとめて用意したいとき |
| モール内の両替所 | 市場比78〜97%(店の差が大きい) | 移動のついでに少額を替えるとき |
| ATM引き出し | 1回あたり約250ペソ+カード側の手数料。1回の引出上限は概ね20,000ペソ | 深夜着で両替所が閉まっているとき |
| クレジットカード払い | 海外事務手数料。カード会社により1.60〜3.85%と幅がある | カードが使える店での決済 |
| Wise | 中値+約0.6%。現金化はATM併用 | レートを最優先するとき |
カードの海外事務手数料は2025年に各社で改定が続きました。
2026年8月時点では、楽天カードと三井住友カードが3.63%、エポスカードが3.85%、イオンカードとJCBプロパーが1.60%です。
手数料率は改定されることがあるため、出発前にお手持ちのカードの規約でご確認ください。
- ATMのDCCに注意
画面に「日本円建てで確定しますか」と出たら、必ず現地通貨(ペソ)建てを選びます。日本円建てを選ぶと不利なレートが上乗せされます。 - 高額をATMで引き出すと手数料が積み上がる
1回の上限が概ね20,000ペソなので、10万円分を引き出すなら複数回に分かれ、その回数分の手数料がかかります。
レートを最優先するなら、中値に近いレートで両替できるWiseの公式サイトで手数料を試算してから決める方法もあります。
旅行全体でいくら現金が必要かの目安はセブ島旅行の予算で計算しているので、予算を確認したい人は是非読んでみてください。
調査方法
この記事の数字の出どころを開示します。
空港は2026年8月15日、市内は8月16日、Mim’sのみ8月21日に訪問しました。
掲示レートどおりに支払われるかを検証するためです。
測定日が分かれているため、全店を同じ日のレートで割ると相場の変動が店の差に混ざります。
そこで各店のレートをその日の市場レートで割り、比較はこの市場比で行いました。
レートは日々変わるため、順位はあくまで実測日時点のものです。
掲載内容の訂正のご連絡は訂正・ご意見フォームまでお願いします。
確認のうえ反映し、修正した場合は日付を記載します。
よくある質問
- セブ島の両替はどこが一番レートがいいですか?
今回の実測では、フエンテのSLB Money ChangerとGorordo通りのMim’s Money Changerが市場比98%台で並びました。この2店の差は0.3ポイントで、どちらが上とは言えません。モール内の窓口はこれより低い水準でした。
- 空港では両替しないほうがいいですか?
今回の実測では、空港と市内最良の差は1万円あたり217ペソ(約560円)でした。初日の移動費として5,000円だけ替えるなら差は約280円です。空港のレートはアヤラの一部の店より高い水準だったため、「空港は必ず損」とは言えません。
- 両替にパスポートは必要ですか?
複数の店の窓口に、マネーロンダリング防止法に基づいて身分証の提示を求める掲示がありました。求められる場面に備えて、パスポートを持って行くのが確実です。
- 日曜日でも両替できますか?
できます。今回は日曜日に実測しており、アヤラ、SM、空港、フエンテのSLBはいずれも営業していました。ただしGorordo通りのMim’sは日曜が休みです。
- 少額でも両替できますか?
今回はMim’sで3,000円を両替し、掲示レートどおりの1,149ペソを受け取れました。日本円については、Mim’sの掲示板では額面によるレートの違いはありませんでした。
- ホテルで両替できますか?
大きなホテルであれば両替に対応しているところが多いです。マクタン島とセブシティのホテルで実際に両替した経験では、どちらも街中の両替所より低いレートでした。今回はレートを記録していないため数字は出しませんが、ホテルから出ない予定の方も、空港で必要な分をまとめて替えておくのがおすすめです。
調査統計(引用できるデータ)
2026年8月のセブ島両替レート実測調査で得られた数値です。
- 1万円の両替で最大790ペソ(約2,050円)の差
同一日(2026年8月16日)に測定した市内の店舗間での差です。 - 同一モール内でも600ペソ(約1,550円)の差
アヤラセンター内の2店を同一日に測定した結果です。 - 市場比の幅は77.8%〜98.6%
測定日ごとの市場レートに対する受取額の比率です。 - 空港と市内最良の差は1万円あたり217ペソ(約560円)
空港は2026年8月15日、市内最良は8月16日の測定です。 - 実受取を検証した2店は、いずれも掲示レートどおり
手数料の天引きはありませんでした。
本データの引用・転載について
当ページの数値、グラフ、比較表は、出典として本ページへのリンクを明記いただければ、メディア、ブログ、SNSで自由に引用いただけます。事前のご連絡は不要です。
出典表記例:「出典:セブ観光ナビ『セブ島両替レート実測調査(2026年8月)』」
数値は実測日時点のものです。訂正のご連絡はこちらのフォームからお願いします。
まとめ

最後に、セブ島の両替所の実測から言えることを3つにまとめます。
- 空港では3,000〜5,000円分だけ替える
市内最良との差は約170〜280円で、深夜着でも現金を持って出られます。 - まとまった金額はフエンテかGorordoの街中の店で替える
市場比98%台で、モール内の窓口より高い水準でした。 - モール内で替えるなら店を選ぶ
同じアヤラの中でも1万円あたり600ペソの差がありました。
レートは日々変わるため、この記事の数字は「どのくらい差が出るものなのか」の目安として使ってください。実際に替えるときは、店頭の掲示を自分の目で確認し、カウンターを離れる前にその場で数えるのが確実です。