
セブ島旅行者
セブ島って英語が通じるって聞くけど、本当に自分の英語力で大丈夫?
現地の言葉も少しは覚えていったほうがいいのかな?
フィリピンは170以上の言語が話される多言語国家。セブ島で何語が通じるのか、不安に感じる方も多いはずです。
結論、セブ島旅行は英語だけで問題なく過ごせます。
- ホテル・空港・モール・観光地はすべて英語で完結する
- フィリピン英語はゆっくりで日本人にも聞き取りやすい
- 現地語(セブアノ語)は「サラマッポ」「クヤ」「ラミ」の3語だけで十分
この記事では、初めてセブ島を訪れる方に向けて、実際にどの言語がどの場面で使われているのか、英語がどこまで通じるのか、覚えておくと役立つ現地語のフレーズまでまとめました。
読み終える頃には、言葉の不安なくセブ島旅行の準備を進められるようになります。

ツアナビ編集部|野口
初めてセブ島に行ったのは2013年ですが、そこから今まで言葉で本当に困ったことはほとんどありません。
たまに訛りが強くて聞き取りにくいタクシー運転手さんがいるくらいで、基本的にはスムーズにやり取りできています。
セブ島で日常的に使われている3つの言語

セブ島では、主に3種類の言語が日常的に使用されています。
現地の人々の母語である「セブアノ語(ビサヤ語)」、フィリピンの公用語である「タガログ語」、そしてもう一つの公用語として広く浸透している「英語」です。
これらは場面や相手に応じて使い分けられており、旅行者が主に接するのは英語です。
住民の母語である「セブアノ語(ビサヤ語)」
セブアノ語は、セブ島を含むフィリピン中部のビサヤ地方で話されている現地の言葉で、ビサヤ語の一種です。
フィリピン全体で見ると、首都圏で話されるタガログ語に次いで話者が多く、総人口の約4分の1にあたる約2,700万人以上がセブアノ語(ビサヤ語)を母語としています。
地域住民の多くが母語としており、家庭や友人同士の会話、市場でのやり取りなど、日常生活のあらゆる場面で使われています。
現地の人と親しくなるためには、簡単なセブアノ語の挨拶を覚えておくと非常に喜ばれるでしょう。
フィリピンの公用語の一つ「タガログ語」
タガログ語は、フィリピンの首都マニラ周辺で話されている言語を基盤としたフィリピンの公用語(フィリピノ語)です。
セブ島では日常会話で使われることは少ないですが、国営放送のテレビ番組や映画、国内の他の地域から来たフィリピン人との会話などで耳にする機会があります。
学校教育でも教えられているため、多くの人が理解できます。
第二公用語として広く浸透している「英語」
英語はタガログ語と並ぶフィリピンの公用語です。
フィリピンでは小学校から大学まで、国語・歴史以外の授業がほぼ英語で行われます。
そのため国民の英語能力は非常に高く、特に観光業やビジネスの現場では流暢な英語が話されます。(参考:Honichi)
実際、世界最大の語学学校EFが発表している「世界英語能力指数(EF EPI 2023)」によると、フィリピンの英語力は113ヶ国中20位、アジア圏ではシンガポールに次ぐ第2位という極めて高い水準を誇ります。
この高い英語力と聞き取りやすい発音から、セブ島はアジア最大の語学留学拠点となっており、コロナ禍以前は年間約3万5,000人もの日本人が英語を学ぶためにセブ島を訪れていました。
「英語を学ぶために行く島」なのだから、旅行者のつたない英語でも優しく汲み取ってくれる土壌があります。

ツアナビ編集部|野口
実際に僕も2013年からセブ島の留学市場に関わっています。
実際のところ、セブ島ではどのくらい英語が通じるのか?

セブ島では、旅行者が訪れるほとんどの場所で英語が通じます。
特に観光客向けの施設では、スタッフの英語使用が徹底されているため、言語の心配はほとんど不要です。
ただし、よりローカルな環境に入ると、現地の人々の間ではセブアノ語での会話が中心になります。それでも、簡単な英語であれば理解してもらえることが多いです。
ホテルや主要な観光地では英語での会話が基本
ホテル、空港、大型ショッピングモール、レストラン、主要な観光地など、旅行者が頻繁に利用する施設では、スタッフ全員が英語を話せると考えて問題ありません。
メニューや案内表示も英語表記が基本で、予約・質問・トラブル対応まで英語で完結できます。
ローカルな市場やタクシーでの簡単な英会話術

ローカルな市場や個人商店、タクシーの運転手との会話では、流暢な英語よりも簡単な単語や数字でのやり取りが中心になります。
「To Ayala Mall, please.」「How much?」といったシンプルな表現で十分通じます。
数字や行き先を紙に書いて見せる、ジェスチャーを交えるなどの工夫でよりスムーズになります。

ツアナビ編集部|野口
ローカルなカルボンマーケットの露天で働くおばちゃんたちは、流暢というわけではないですが単語だけで十分通じます。
意外だったのは南部のモアルボアルで、ヨーロッパからの観光客が多いエリアなのでホテルやレストランに行くと、むしろセブシティより意思疎通がスムーズに感じました。
結局のところ、外国人観光客が多い場所で働いている人ほど慣れている、という差なんだと思います。
フィリピン英語は日本人にも聞き取りやすい発音が魅力
フィリピンで話される英語はアメリカ英語がベースで、日本人にとって馴染みやすいのが特徴です。
はっきり区切って比較的ゆっくり話す人が多く、ネイティブの速い英語より格段に聞き取りやすいです。
英語に自信がない人でも安心して会話に臨めます。
覚えておきたいセブアノ語の基本フレーズ
セブ島では英語が通じますが、現地の言葉であるセブアノ語の簡単なフレーズを覚えておくと、現地の人々との距離がぐっと縮まります。
感謝や挨拶を現地の言葉で伝えるだけで、相手の表情が明らかに変わります。
まずは覚えたい感謝と挨拶
| 日本語 | セブアノ語 | 読み方 |
|---|---|---|
| ありがとう | Salamat | サラマッ |
| ありがとうございます(丁寧) | Salamat po | サラマッポ |
| 本当にありがとう | Daghang salamat | ダハン サラマッ |
| お兄さん(年上の男性への呼びかけ) | Kuya | クヤ |
| お姉さん(年上の女性への呼びかけ) | Ate | アテ |
| おはよう(朝) | Maayong buntag | マアヨン ブンタグ |
| こんにちは(昼) | Maayong udto | マアヨン ウッド |
| こんにちは(午後) | Maayong hapon | マアヨン ハポン |
| こんばんは(夜) | Maayong gabii | マアヨン ガビイ |
全部覚える必要はありません。まずは「サラマッポ」と「クヤ」の2語で十分です。
特に「クヤ(Kuya)」は、年上の男性に敬意を込めて呼びかける言葉です。
タクシーやトライシクルの運転手さん、お店の男性スタッフに声をかけるときに使うと、相手の反応が明らかに変わります。
レストラン・買い物で使えるフレーズ
| 場面 | セブアノ語 | 意味 |
|---|---|---|
| 注文する | Kini palihug | これをお願いします |
| 感想を伝える | Lami kaayo | とても美味しいです |
| 会計 | Ang bill palihug | お会計お願いします |
| 値段を聞く | Tagpila ni? | これはいくらですか? |
| 値引き交渉 | Mahangyo? | 値引きできますか? |
| 行き先を伝える | Sa SM Mall, palihug | SMモールまでお願いします |

ツアナビ編集部|野口
フィリピンの第一言語はセブアノ語なので、「サラマッポ!」とお礼を言ったり、年上のタクシードライバーに「クヤ」と敬意を込めて声をかけると、相手の対応が優しくなるのを何度も感じています。
フレーズを話せるようになる必要はまったくなくて、コミュニケーションツールとして2〜3語使うだけで距離が縮まる、という感覚です。
【豆知識】セブ島で複数の言語が話されている理由

フィリピンで複数の言語が使われている背景には、地理的な要因と歴史的な経緯が関係しています。
「セブアノ語」と「ビサヤ語」の違い
「ビサヤ語」とは、フィリピン中部のビサヤ諸島で話されている言語グループの総称です。
「セブアノ語」はその中で最も話者人口が多い代表的な言語で、両者はほぼ同義として使われます。
フィリピンが多言語国家となった歴史的背景
フィリピンに170以上の言語が存在する背景には、7,000以上の島々からなる地理的な隔たりがあります。
300年以上にわたるスペイン統治、その後のアメリカ統治を経て、英語が教育と行政の公用語として定着しました。
セブ島の言語に関するよくある質問
- セブ島旅行で役立つのは「セブアノ語」と「タガログ語」のどちらですか?
現地の人と交流したい場合に役立つのは「セブアノ語」です。
セブ島の日常会話では主にセブアノ語が使われるため、簡単なフレーズを覚えておくと喜ばれます。タガログ語は首都マニラ周辺の言語であり、セブ島では限定的にしか使われません。
- 現地の子供やお年寄りも英語を話せますか?
個人差はありますが、簡単な英単語であれば通じる場合が多いです。
子供たちは学校教育で英語を学んでいるため、基本的な会話が可能なことが多いです。一方、高齢の方や都市部から離れた地域では英語に不慣れな人もいます。
ただし現地の人々は友好的で、ジェスチャーを交えながら意図を汲み取ろうとしてくれます。
- セブアノ語を話すときに発音で注意すべき点はありますか?
基本的にローマ字読みに近いため、日本人には比較的発音しやすい言語です。
単語のアクセントの位置で意味が変わることもありますが、旅行者が挨拶などの基本的な言葉を使う分には多少の違いは問題になりません。
- 英語が全く話せなくてもセブ島旅行はできますか?
可能です。
ホテルや観光地では英語表記が基本のため、単語とジェスチャーだけでも意思疎通ができます。不安な場合は、日本語ガイド付きの現地ツアーを利用すると移動や食事の場面がすべてカバーされるため安心です。
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どうしても不安なら、翻訳アプリという保険もある
ここまで書いてきたとおり、セブ島で言葉に困る場面はほとんどありません。
それでも心配な方は、スマートフォンの翻訳アプリを入れておけば十分な保険になります。
音声入力に対応しているアプリなら、相手に画面を見せるだけで意思疎通ができます。
ただし翻訳アプリも地図アプリも、現地でネットにつながっていなければ使えません。
出発前にeSIMを準備しておくと、空港に着いた瞬間から使えて安心です。
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まとめ
セブ島では、ホテルや観光地を中心に英語が広く通用するため、旅行の際に言語で困ることはほとんどありません。
フィリピンの公用語は英語とタガログ語ですが、現地の人々の日常会話では主に母語であるセブアノ語が使われています。
「サラマッポ」「クヤ」「ラミ」の3語を覚えていくだけで、セブ島の滞在は確実に豊かになります。

ツアナビ編集部|野口
大前提として、人間同士なので敬意が感じられることが一番大事です。
そのうえで、旅行前に現地語として「サラマッポ」「クヤ」「ラミ」の3つくらいを覚えておくと、セブ島の旅行はぐっと楽しくなると思います。