
セブ島旅行者
5泊6日あるので、ジンベイザメもモアルボアルも行きたいです。ツアーだと朝3時発って書いてあって、それを2回やるのはきつそうで…
その直感は正しいです。
セブシティから南端のオスロブまでは片道4時間、モアルボアルまでは3時間かかります。
5泊6日あるなら、南へ行って戻る日帰りを2回やるのではなく、南に泊まりながら縦断するほうが楽で、しかも遊べます。
この記事は、その組み方です。
この記事を書いている僕は、セブには20回以上通い、累計で2年以上滞在しています。オスロブのジンベイザメには3回行っていて、直行と分割の両方を試したうえで書いています。
この記事で分かること
- 5泊6日でジンベイザメとモアルボアルを両方入れる、日帰りをしない縦断ルート
- セブシティからオスロブへ直行した2回(ツアー)で、何がしんどかったか
- 自力で回るのが向く人と、素直にツアーにしたほうがいい人の分かれ目
この記事を読み終えるころには、6日間のどこで泊まってどこで休むかまで決まっている状態になるので、南部の予定を詰め込みすぎていないか不安な方は最後まで是非読み進めてください。
結論|5泊6日は「島の外に出る」より「南へ縦断する」に使う
5泊6日で動けるのは中4日です。この4日を、セブシティを拠点にした日帰りの往復で使うと、移動だけで2日分が消えます。
代わりに、南へ下りながら泊まっていく組み方にします。
オスロブの手前で1泊、ジンベイザメのあとモアルボアルで2泊、そのままセブシティへ戻る形です。
| 日 | 動き | 泊まる場所 |
|---|---|---|
| Day1 | 到着 → セブシティからバスで南へ3時間 | アルコイ〜ボルホーン(オスロブの手前) |
| Day2 | 何もしない日。ビーチとプール | 同上 |
| Day3 | 朝いちでオスロブのジンベイザメ → 滝 → モアルボアルへ | モアルボアル(パナグサマ) |
| Day4 | ウミガメとイワシの群れ。午後はホワイトビーチ | モアルボアル |
| Day5 | 予備日。天候で流れた分をここで回収 | モアルボアル、またはセブシティへ戻る |
| Day6 | 帰国 | — |
ポイントは2つです。
ジンベイザメの前日にオスロブの近くまで下りておくことと、モアルボアルに2泊して「ちゃんと遊ぶ」ことです。
この配分は、何泊にするか決める段階の話とつながっています。泊数そのものから迷っているなら、セブ島は何泊がベスト?を先に読んでください。
セブシティからオスロブへ直行すると、なぜしんどいのか

オスロブのジンベイザメは朝しか見られません。市内のホテルを朝3時から4時に出て、6時から7時半ごろに現地に着く動きが標準です。
つまり直行すると、前日の夜はほぼ寝られず、ジンベイザメを見終わった時点でもう半日が終わっています。
そこから4時間かけて戻るので、その日は移動だけで終わります。

ツアナビ編集部
僕はオスロブに3回行っています。
1回目は自力でオスロブの手前に泊まってからジンベイザメに行き、そのままモアルボアルへ移動しました。
2回目と3回目はツアーで、セブシティを夜中に出る直行です。
ジンベイザメ自体は最高なんですが、直行は移動だけでかなり疲れて、その日はほかに何もできませんでした。
いろいろ試して分かったのは、「遠くまで一気に行こうとすると、だいたいしんどい」ということです。
南部の旅程は、目的地を分割して間に休む日を入れると、急に楽になります。
ツアーで日帰りする場合の時刻表と、自力との比較はオスロブのジンベイザメの行き方にまとめています。日帰りで済ませたい3泊4日の人は、そちらが答えです。
Day1〜2|セブシティからバスで南へ。オスロブの手前で「何もしない日」を作る

初日は空港からセブシティのサウスバスターミナルへ向かい、南行きのバス(Ceres Liner)に乗ります。「Bato via Oslob」の表示のバスで、アルコイやボルホーンまでは3時間ほどです。
このバスが、この旅程でいちばん体力を使う区間です。椅子が固く、路面の凹凸を3時間拾い続けるので、翌日を休息日にするのはそのためでもあります。
到着日のうちにここまで下りておくと、翌日を丸ごと休息日にできます。
この「何もしない日」が、3日目の朝3時起きを支えます。
アルコイからボルホーンにかけては、ビーチ沿いに小さなリゾートが点在しています。どれも泊まっていないので、掲載情報で分かる範囲だけ表にします(2026年9月5日時点のTrip.com表示)。
| 宿 | 場所 | 掲載情報 | 目安料金 |
|---|---|---|---|
| メイリ ビーチ リゾート(3つ星) | アルコイ | オスロブまで24km。屋外プール、プライベートビーチ、シュノーケリング | 4,400円〜 |
| ロイヒトトゥルム リゾート(3つ星) | ボルホーン(アルコイの南隣) | 屋外プール、プライベートビーチ。オスロブにより近い | 10,000円台〜 |
選ぶ基準は「翌朝オスロブまで何分か」だけで十分です。ここは寝るためと休むための宿で、観光地ではありません。
料金は メイリ ビーチ リゾート/ロイヒトトゥルム リゾート(いずれもTrip.com)で確認できます。
Day3|朝いちでジンベイザメ。そのまま滝に寄って、モアルボアルへ抜ける

この日だけは早起きです。オスロブの手前に泊まっていれば、市内から来る人より2〜3時間遅く出ても同じ時間に着けます。
繁忙期(年末年始・GW・夏休み)は朝6時台ですでに混み、受付から乗船まで1〜2時間待つことがあります。
早く着くほど待ちが短く、海も濁っていません。
ジンベイザメが終わるのは朝9時前後です。ここから同じ日のうちに、近くのツマログ滝か、モアルボアル方面へ向かう途中のカワサン滝に寄れます。
オスロブからモアルボアルへは、バスならバトで乗り換えて3〜4時間、バンをチャーターすれば1時間半ほどが目安です。2人以上ならバンのほうが、この日の疲れ方が違います。
オスロブのジンベイザメツアーを予約する
ホテル送迎つき。割引クーポンが出ていることも
Klookでジンベイザメツアーを探す滝やスミロン島とのセットが選べる
Trip.comでツアーを比較する日本語ガイド付きツアーが充実
VELTRAで空き状況を見るジンベイザメの受付や持ち物はセブ島ジンベイザメツアー比較、途中で寄る滝はツマログ滝とカワサン滝ツアーにそれぞれまとめています。
Day4〜5|モアルボアルで2泊。ウミガメとイワシの群れは、泊まると別物になる

モアルボアルの見どころは、パナグサマビーチの目の前にあります。岸から泳いで出られる距離でウミガメが食事をしていて、その先にイワシの大群がいます。
日帰りツアーだと、ここに滞在できるのは3時間ほどです。
2泊すると、朝の静かな時間と夕方の光の両方で海に入れます。

ツアナビ編集部
モアルボアルでは、男友達と2人でバックパッカー向けの宿に泊まりました。
人の家に間借りしているような雰囲気で、2人部屋と言われて入ったらシングルベッドが1つしかありませんでした。
それでも朝起きて歩いてビーチに出て、そのままウミガメを見に行ける距離感は、日帰りでは手に入りません。
ここは「泊まると別物になる」場所です。

Day4は午前にシュノーケリング、午後はトライシクルで15〜20分ほどのホワイトビーチでゆっくりする組み方が収まりがいいです。
Day5は予備日にして、天候で海に入れなかった分をここで回収します。
泊まった宿は名前を出せる状態ではないので、パナグサマ周辺で掲載情報が確認できる2軒を挙げておきます(2026年9月5日時点のTrip.com表示)。どちらも泊まっていません。
| 宿 | ビーチまで | 掲載情報 | 目安料金 |
|---|---|---|---|
| マリーナ ビレッジ | パナグサマビーチまで徒歩数分 | 屋外プール、専用ビーチエリア、ダイビングとシュノーケリングの手配 | 5,600円台〜 |
| パナグサマ ホリデー コテージ(3つ星) | 約1.8km | 庭とテラス付きのコテージ。ビーチからは少し離れる | 4,800円台〜 |
料金は マリーナ ビレッジ/パナグサマ ホリデー コテージ(いずれもTrip.com)で確認できます。
1泊1万円前後まで出せるなら、選択肢は3軒に絞られます。Trip.comでモアルボアルの49軒を価格順に並べると、7,000円を超えるのはこの3軒とホステル系1軒だけでした(2026年9月7日時点)。
| 宿 | Trip.comの評価 | 掲載情報 | 目安料金 |
|---|---|---|---|
| パロット リゾート モアルボアル | 9.2/10(84件) | 口コミ件数がこのエリアで最多。レストランあり | 9,800円台〜 |
| ハーマン スイーツ モアルボアル | 9.4/10(52件) | このエリアで最高評価。スイート主体 | 9,400円台〜 |
| クオ バディス ダイブ リゾート | 8.7/10(69件) | ダイビング体験に対応。プールとバー | 8,000円台〜 |
ただ、正直に言っておきます。モアルボアルは1万円が上限に近く、それ以上出しても選択肢が増えません。
ダイビングとシュノーケリングの町なので、宿は「海に近くて清潔」までで、リゾートのグレードを競う場所ではないからです。
1泊2万円以上のリゾートで過ごす時間そのものを楽しみたいなら、南部縦断ではなくマクタン島のホテルを拠点にするほうが合っています。
モアルボアルのシュノーケリングを予約する
ウミガメとイワシの群れ。器材レンタル込みが多い
Klookでモアルボアルのツアーを探すセブシティ発の送迎つきも選べる
Trip.comでツアーを比較する日本語ガイド付きツアーが充実
VELTRAでツアーを探すシュノーケリングのポイントと日帰りツアーの流れはモアルボアルのツアーで解説しています。泊まる場合も、ポイントの位置関係はそのまま使えます。
Day6|モアルボアルからセブシティへ戻って帰国。便の時刻で前日の動きが決まる
モアルボアルからセブシティまでは3時間です。帰国便が夕方以降なら当日の朝に出発できますが、朝の便なら前日のうちにセブシティへ戻っておく必要があります。
フィリピン航空の帰国便は朝8時台が多く、この場合はDay5の午後にセブシティへ移動して1泊です。
セブパシフィックの深夜2時台発なら、Day5をモアルボアルで使い切ってからでも間に合います。
便ごとの時刻はセブパシフィックとフィリピン航空の比較で、最終日を空港近くで過ごす場合の考え方はセブ島の空港近くのホテルは必要かどうかにまとめています。
自力で回るのが向く人と、ツアーにしたほうがいい人
ここまでの日程は、バスとトライシクルで自力で回る前提です。楽しい反面、体力と時間を使うので、向き不向きがはっきりあります。
| 自力が向く人 | ツアーにしたほうがいい人 |
|---|---|
| 地図を読んで、バスの行き先表示を英語で判断できる | 土地勘がなく、乗り換えで迷うのが不安 |
| 移動そのものを旅の一部として楽しめる | 移動は短いほどいい |
| 一人か、体力の近い大人2〜3人 | 子連れ、親世代と一緒、人数が多い |
| 日程に予備日を入れられる | 日程が固定で、ずれると帰国便に響く |

ツアナビ編集部
正直に書くと、自力で行くのは本当に疲れます。バスの椅子が固いのと、路面が日本の道路と比べて凹凸が多いのと、ダブルパンチです。
ツアーの車にすると椅子のほうは解消されますが、路面は同じです。1回目以降はずっとツアーですし、次に行くならツアーか送迎を付けた形にします。
だから自力の縦断は、時間に余裕がある人だけの特権だと思っています。その余裕があるなら、この6日間は今でも勧めます。
ツアーや送迎付きにしても、路面の凹凸で疲れる分は残ります。だから5泊6日でジンベイザメとモアルボアルを別の日に分け、間に休息日を挟む配分は、手段に関係なく変わりません。
バスをチャーターの車に置き換えれば、このルートはそのまま使えます。
楽になるのは椅子で、移動の長さそのものは分割でしか短くなりません。
2人以上なら、ドライバー付きのチャーターで同じルートを走るのが現実的な落としどころです。セブでレンタカーを自分で運転しない理由と一緒にセブ島のレンタカーで書いています。
よくある質問
- 5泊6日でボホール島も入れられますか?
南部縦断と同じ旅程には入りません。ボホールはセブシティからフェリーで往復するので、南部を回るか、セブシティ拠点でボホールに1日使うかのどちらかです。
- この縦断ルートは子連れでもできますか?
バス移動と宿の乗り換えが多いので、小さい子連れには勧めません。子連れで5泊以上あるなら、マクタン島を拠点にして、ジンベイザメだけツアーで日帰りにするほうが崩れにくいです。
- オスロブの手前で泊まらず、モアルボアルに先に行く順番でもいいですか?
できますが、ジンベイザメの朝3時起きが旅の後半に来るので、疲れが残ります。先にジンベイザメを済ませて、後半をモアルボアルでゆっくり使う順番のほうが楽です。
- 雨季でもこのルートは成立しますか?
成立しますが、海に入る日が天候で流れる前提で、Day5の予備日を必ず残してください。予備日を先に使ってしまうと、天候が崩れたときに回収できません。
まとめ|目的地を分割して、間に休む日を入れる
5泊6日は、セブシティから南へ日帰りを繰り返すには長く、南に泊まりながら縦断するにはちょうどいい長さです。
- Day1〜2:バスで南へ3時間。オスロブの手前で泊まり、翌日は何もしない
- Day3:朝いちでジンベイザメ → 滝 → モアルボアルへ抜ける
- Day4〜5:モアルボアルで2泊。ウミガメとイワシ、ホワイトビーチ、予備日
- Day6:帰国。朝便なら前日にセブシティへ戻る
遠くまで一気に行こうとすると、だいたいしんどい。自力でもツアーでも、3回オスロブに通って残ったのはこの一言です。