セブ島旅行者

セブ島のツアーを予約サイトで見ていたら、同じアイランドホッピングなのに5,000円のものと19,000円のものが並んでいました。

安いほうを選んで大丈夫なのでしょうか。それとも何か理由があって高いのですか?

結論から言うと、セブ島のツアーを安くする方法は3つしかなく、どれも「人数」と「体力」で向き不向きが決まります。

値段だけを見て選ぶと、安いほうが総額で高くなることがあります。
逆に、条件が合う人にとっては正規ツアーの半額以下で同じ場所に行けます。

この記事で分かること

  • ツアーを安くする3つの方法と、それぞれの実費(自力・貸切・1日にまとめる)
  • 同じツアーで2〜3倍の差がつく理由と、その差で何を買っているのか
  • 安くしたのに総額で高くなる3つのパターン
  • 格安ツアーが向く人と、正規ツアーを選んだほうがいい人の分かれ目

読み終えるころには、「この行き先はこの方法で、1人いくらまで出す」という予算の形が決まっている状態になるので、ツアー代を抑えたい方は最後まで読み進めてください。

この記事は「現地のオプショナルツアー」の話です

セブ島スミロン島の白いサンドバーと、そこに集まる観光客

「セブ島 格安ツアー」で検索すると、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーが並びます。
この記事はそちらではなく、現地で1日単位で申し込むオプショナルツアーの話として進めます。

ジンベイザメ、アイランドホッピング、ボホール島日帰り、カワサン滝といった、行き先ごとに買うツアーです。
パッケージツアーの料金を抑えたい方は、先にセブ島旅行の予算で全体の内訳を見たほうが早く決まります。

金額は円とペソが混ざるため、この記事では1ペソ=約2.5円で換算した目安を併記しています。
為替とシーズンで動くので、予約するときは各サイトで最新の金額を確認してください。

同じアイランドホッピングで、2〜3倍の差がつきます

アイランドホッピングの料金差予約サイトの日本語ガイド付きツアーは1人15,000円から19,000円。貸切のバンカーボートを人数で割ると1人2,000ペソから3,000ペソ、日本円で5,000円から7,500円になる。アイランドホッピング 1人あたりの料金予約サイトの日本語ガイド付きツアー15,000 〜 19,000円送迎・ガイド・BBQランチ・器材が最初から入っています貸切のバンカーボートを人数で割る5,000 〜 7,500円= 2,000〜3,000ペソ船と燃料の代金だけ。入島料・器材・送迎は別で払います差は2〜3倍。ただし中身が同じではありません

まず、行き先ごとに正規ツアーと自力・貸切の実費を並べます。
金額はすべて、セブ島の各ツアーを扱った記事で調べた時点のものです。

行き先正規ツアーの目安自力・貸切の実費差
アイランドホッピング15,000〜19,000円
(約6,000〜7,600ペソ)
1人2,000〜3,000ペソ
(約5,000〜7,500円)
2〜3倍
オスロブのジンベイザメ4,500ペソ(単体)
(約11,000円)
約2,000〜2,500ペソ
(約5,000〜6,000円)
約2倍
ボホール島 日帰り12,000〜17,000円
(約4,800〜6,800ペソ)
約4,050ペソ
(約10,000円)
4,000〜9,000円

差がいちばん大きいのはアイランドホッピングです。
船を貸し切って人数で割る形と、1人単位で売られているツアーを買う形では、そもそも売っているものが違います。

ここで大事なのは、差額で何を買っているのかを先に知っておくことです。
高いほうには送迎・日本語ガイド・BBQランチ・器材レンタルが最初から入っています。

ツアナビ編集部|野口

僕は自力、ツアー、チャーターのすべてを使ったことがありますが、圧倒的にツアーかチャーターをおすすめします。

自力は体力が無限にある方向けです。

学生が節約したいという場合にはおすすめできます。

方法①|自力で手配すると、ツアーの約半額になります

オスロブのジンベイザメを自力で行った場合の内訳現地体験料が約1,500ペソ、バス往復が約500から600ペソ、食事が200から400ペソで、合計は約2,000から2,500ペソ。ツアー単体の4,500ペソと比べて約半額になる。オスロブのジンベイザメ|自力の内訳現地体験料約1,500ペソバス往復(セブシティ発)約500〜600ペソ食事200〜400ペソ合計約2,000〜2,500ペソ(約5,000〜6,000円)ツアー単体で申し込んだ場合4,500ペソ差額で買っているもの送迎・ガイド・器材・所要時間

いちばん安くなるのが、ツアーを使わず自分で行く方法です。
ただしセブ島は移動距離が長いので、下がるのは料金だけで、代わりに時間と体力を使います。

ジンベイザメ|自力なら約2,000〜2,500ペソで行けます

オスロブへ向かう路線バスが停車している様子

セブシティのサウスバスターミナルから路線バスでオスロブへ向かう形です。
バス往復が約500〜600ペソ、現地の体験料が約1,500ペソで、食事を足しても2,500ペソに収まります。

一方で、片道の移動がチャーターでも3〜4時間かかります。
ジンベイザメは午前中しか見られないため、夜明け前に出る前提になり、往復の車内で1日の大半が終わります。

バスの乗り場や当日の流れはオスロブのジンベイザメへの行き方に、自力・ツアー・チャーターの3通りで書いています。

ボホール島|自力の実費は約4,050ペソでした

セブ島からボホール島へ向かう高速フェリーが島影を背に海を進んでいる

ボホール島は日帰りでも行けますが、フェリーと現地の車を自分で押さえる必要があります。
実費の内訳は、フェリー往復が約1,800ペソ、港使用料が約150ペソ、カーチャーターが1,000ペソでした。

ここにロボック川のランチクルーズ約850ペソと入場料約250ペソを足して、合計約4,050ペソ(約10,000円)です。
日本語ガイド付きの日帰りパッケージは1人15,000〜20,000円が相場なので、1人あたり4,000〜9,000円ほど下がります。

ただしフェリーの便、車の手配、帰りの最終便の時間を自分で管理することになります。
手順はボホール島を自力で日帰りする方法に、時刻の組み方まで残しています。

方法②|貸切を人数で割ると、1人あたりが一気に下がります

アイランドホッピングで使うバンカーボートと、出航の準備をするスタッフ

3つの方法のうち、いちばん現実的なのがこれです。
セブ島の船と車は1台いくらで動くので、人数が増えるほど1人あたりが下がります。

アイランドホッピング|貸切なら1人2,000〜3,000ペソ

透明度の高い浅瀬に浮かぶバンカーボートと、シュノーケリングを楽しむ人たち

アウトリガーの付いた現地のバンカーボートを1隻借り、人数で割る形です。
船上でBBQランチが付く形が一般的で、人数で割ると1人あたり2,000〜3,000ペソ前後が目安になります。

日本語ガイドが付いた3島めぐりのツアーだと、1人4,000ペソ台からという価格帯が多くなります。
つまり日本語ガイドを外すかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。

ただし、ここから下げるのはおすすめしません。
貸切である以上、船を動かす燃料代と人件費で料金の下限は決まっていて、そこを無理に削ったツアーは船上BBQが目に見えてチープになります。

行き先の島ごとの違いと、島に入るときの入島料はセブ島アイランドホッピング完全ガイドに4島分まとめています。

カーチャーター|4人で乗れば1人約4,000ペソから

カーチャーターを人数で割ったときの1人あたりの車代車1台8,000ペソからで、2人なら1人4,000ペソ、4人なら1人2,000ペソ、6人なら1人約1,300ペソ。これに体験料と食事が別で乗る。車1台 8,000ペソからを、人数で割ると2人4,000ペソ/人約10,000円4人2,000ペソ/人約5,000円6人約1,300ペソ/人約3,300円これは車代だけです現地の体験料 約1,500ペソと食事 200〜400ペソが別に乗ります4人なら合計で1人約4,000ペソから、が目安になります

ドライバー付きの車を1日借りる形で、セブ島ではこれがいちばん現実的な移動手段です。
車1台が8,000ペソからなので、4人で乗れば体験料と食事を入れて1人約4,000ペソからになります。

金額はツアー単体の4,500ペソとほぼ同じです。
それでもチャーターを選ぶ理由は、出発時間と寄り道を自分で決められる点にあります。

なお、自分で運転するレンタカーは料金だけ見れば安いのですが、おすすめしていません。
理由はセブ島のレンタカーは借りるべきかに、右側通行と交通事情の話としてまとめています。

方法③|1日に2か所まとめると、2か所目が安く付きます

スミロン島の白い砂浜と、遠浅の海に停まる2隻のバンカーボート

3つめは、行き先を減らさずに料金を下げる方法です。
セブ島南部の行き先は片道3〜4時間の移動が料金の大半なので、同じ日にまとめると送迎が1回で済みます。

組み方料金の目安単体との差
オスロブ単体4,500ペソ—
オスロブ + スミロン島6,500ペソ+2,000ペソ
オスロブ + モアルボアル8,500ペソ+4,000ペソ

スミロン島を足しても、上がるのは2,000ペソです。
別の日に島へ行くと船と送迎をもう1回払うことになるので、まとめたほうが安く済みます。

ただし、まとめるとその日は完全に潰れます。
オスロブ方面のセットはホテル出発が朝5時前後で、帰りは夕方から夜になります。

なお、早期予約やオフシーズンでも割引は出ます。
ただし割引率は年とツアー会社で変わり、こちらで確認できた数字ではないので、金額は予約サイトで直接見てください。

安くしたのに総額で高くなる場合が、3つあります

安いツアーで総額が上がる3つの理由現地払いの費用が表示価格に入っていない、送迎が付かないので移動費が別に出る、ライフジャケットなどの器材が別料金になる、の3つ。表示価格が安いのに、総額が上がる理由1表示価格に入っていない現地払い入島料・環境税・チップは、当日に現金で払うことが多いです比較でつまずく原因は、ほぼこれです2送迎が付いていない市街地からの移動を自分で払うと、その分が丸ごと乗ります南部の行き先は片道3〜4時間あります3器材が別料金ライフジャケットやシュノーケルが有料になる場合があります正規ツアーは無料で付くことが多い部分です

ツアーの料金比較でつまずく原因は、ほぼ1つに絞られます。
表示価格に含まれていない現地払いの費用です。

入島料、環境税、チップは当日に現金で払う形が多く、予約画面の金額には入っていません。
格安ツアーはここが積み上がるので、最終的な総額が正規ツアーを超えることがあります。

もう1つ、料金に現れない差があります。
陸路の移動リスクです。

2024年3月に、ジンベイザメ観光へ向かう日本人旅行者10名を乗せたバンがトラックと衝突し、5名と運転手が病院に搬送された事故が報告されています。
これは遊泳中ではなく早朝の国道での事故で、安さのために深夜・早朝の無理な行程を組むことの代償がここに出ます。

過去の事例と、ツアー会社を選ぶときに見る点はジンベイザメツアーの安全性にまとめています。

結局、格安ツアーは誰に向くのか

オスロブのジンベイザメ観光の注意事項が書かれた現地の掲示

3つの方法は、安さの順ではなく向き不向きの順で選ぶのが正解です。
人数と、その日にどれだけ体力を使えるかで決まります。

方法向く人向かない人
①自力学生・2人まで・体力に自信がある人子連れ・初めてのセブ島・日程が短い人
②貸切を割り勘4人以上のグループ・家族1人旅・2人旅(割る相手がいない)
③1日にまとめる滞在が3〜4日と短い人朝5時出発が厳しい人・乳幼児連れ
正規ツアー初めて・子連れ・日本語で進めたい人とにかく総額を下げたい人

いちばん外さないのは②の貸切を人数で割る形です。
4人集まるだけで正規ツアーの半額近くになり、しかも船やガイドの質を落とさずに済みます。

逆に1人旅・2人旅なら、自力にするか正規ツアーにするかの二択になります。
初めてのセブ島で、しかも日程が短いなら、正規ツアーのほうが結果的に安く終わることが多いです。

方法が決まったら、まず料金と空き状況を見てみる

同じ行き先でも、含まれているものが違うと金額が倍近く変わります

Klookでセブ島のツアーを探す Trip.comでも料金を比較する ベルトラで日本語対応のツアーを見る

行き先そのものをまだ決めていないなら、先に種類から絞ったほうが早いです。
海・陸・セットの3分類と、種類ごとの相場と所要時間を並べたセブ島オプショナルツアーの選び方も是非読んでみてください。

セブ島の格安ツアーでよくある質問

いちばん安いツアーを選んで大丈夫ですか?

下限より安いものには理由があります。貸切のボートは燃料代と人件費で料金の下限が決まっているため、そこを削ったツアーは船上BBQが目に見えてチープになるなど、体験の質に跳ね返ります。安さで選ぶなら、貸切を人数で割って1人あたりを下げるほうが確実です。

1人旅でも格安にできますか?

貸切を割る相手がいないので、使えるのは自力で行く方法だけになります。オスロブのジンベイザメなら路線バスで往復して約2,000〜2,500ペソに収まりますが、片道3〜4時間の移動を自分でこなす前提です。時間を優先するなら、乗合の正規ツアーのほうが総額で近い金額になることもあります。

子連れでも自力で行けますか?

おすすめしません。オスロブ方面は夜明け前の出発で片道3〜4時間かかり、路線バスには子ども用の設備がありません。人数が4人以上いるなら、同じ金額でドライバー付きのチャーターにできるので、そちらのほうが安全で楽です。

現地で申し込むほうが安いですか?

安くなる場合もありますが、行きたい日に空きがあるかは分かりません。ジンベイザメやボホール島は朝の出発時間が決まっているので、前日に探し始めると選択肢がかなり減ります。金額を比べるなら、予約サイトで相場を見てから現地の提示額と並べるのが確実です。

まとめ|人数が決まると、安くする方法も決まります

セブ島のツアーを安くする方法は、自力で手配する・貸切を人数で割る・1日に2か所まとめる、の3つです。
どれを選ぶかは値段ではなく、人数とその日に使える体力で決まります。

  • 4人以上いるなら、貸切を割るのがいちばん外さない(1人2,000〜3,000ペソ)
  • 1〜2人なら、自力(約2,000〜2,500ペソ)か正規ツアーの二択
  • 日程が短いなら、オスロブ+スミロン島のように1日にまとめる(+2,000ペソ)
  • 比べるときは現地払いの入島料・チップ・器材代を足してから比べる

最後に1つだけ。
安さのために深夜・早朝の無理な行程を組むのは、料金に現れないリスクを買うことになります。

人数が4人に届くなら、貸切にするだけで金額とリスクが同時に下がります。
そこが、この記事でいちばん伝えたかったところです。